バーコードアート
最近人の趣味から派生したアート作品のようなものを見た。
ネットに情報が溢れ、その情報を整理するサービスが登場し、さらには情報を個々人の趣向に合わせて提供するサービスも出てきた。
毎日、適当にインターネットをしていても自分の好きな情報に意図的に出くわされるし、場所によってははっきりと提示される。
人によっては嬉しいだろうが、私は必要以上の情報は悪だとおもっているから、どうにかこの状況が変わってくれることを望んでいる。
ただ、この分野はたくさん目に入れておきたいし、色々知っておきたいというのがアートである。
アート作品は展覧会などで世界中を周り、何十年かに一回日本に順番が回ってくる。
そうして本物を観られる機会には必ず観にいくようにしているが、好きなタイミングで観れるわけではない。
その点、違法か合法かはさておき、ネット上に散らばる無数のアート作品(の画像)は簡単に観ることができ、拡大して詳細を知ることもできるのだ。
毎日何かしら自分にアート情報が流れてくるようにしているのだが、最近特に記憶に残っているのが、ある人がバーコードを元にしてつくった作品だ。
スクラップ帳のようにして、昔から集めていたバーコードを綺麗に再構成したのか、元々綺麗貼っていたのか、整然と並んだ様は迫力があったし、作品としての力を持っているように感じた。
そこで昔のことを思い出したのだ。
小さい頃は商品にバーコードは付いていなかった。
付いているのは小さな値段シールで、今でも商店やコンビニで見かけることがあるものと同じだ。
私は様々な値段、些細なデザインの違いに注目し集めていこうと決意したのだが、ノートの一ページも埋まる前にやめてしまったことを覚えている。
今でも続けていたらどうなっただろうか。