生き方を考える
歳をとったせいか最近不意に、自分の生き方はこれで正しいのか、このまま同じ仕事を続けていっていいのか、なんて考えたりしてしまいます。
もちろん答えなんてないのですが……。
昔、まだ学生だったころを思い出してみました。
小学生のときは、何々になりたい、こんな仕事をしたい、という夢がたくさんありました。小学生なだけあって、現実的な夢ではなかったのですけど。
中学生に上がると、少しだけ現実を知ります。小学校のときのような無茶な職業ではなくて、まだ頑張れば就ける職業を夢として持っていました。
そして高校生になると、頑張ることが面倒になったり、どうせ頑張っても何も変わらないのだから、できるだけ楽に就ける職でいい、と考えました。
ついに大学生になると、最後の学生生活だから、を言い訳にして遊びまわり、結局、小学生から高校生の間に就きたいと考えていた職には就けませんでした。
どうして人間は(僕だけかも知れませんが)歳をとる度に、夢や目標がなくなったり下がったりしていくんですかね。
現実を知っていくのは大切なことですが、夢を見続けるのも大切なことだと思います。人間、希望がないと生きる意欲なくなりますもんね。
独りで発泡酒を片手にテレビなんか見ていると、こんなことばかり考えてしまってよくないですね。独り身なのをさみしく思っているんでしょうか。
そろそろ結婚した方がいいんですかね。ま、しようと思ってできるような人間ではないんですけど。
姉としての生き方、妹としての生き方
私は二人姉妹の長女です。
昔からどうしても長女としての自信を持った生き方をしているつもりでした。
何かあったら妹を守り、自分が率先してなんでもやってきたつもりです。
妹は昔、とても恥ずかしがり屋でいつも私の後ろに隠れていました。
そんな妹を私が守るんだとずっと思ってきました。
しかし最近になって、今は妹の方がしっかりしていたような気がしてきました。
私はよく電車で酔ってしまうのですが、電車で妹と中学高校と通っていました。
貧血にもなりやすい私は、電車で途中下車をすることが多く、妹がよく私の教室に行きお姉ちゃん具合悪いので遅れてきますと言いに行ってくれていました。
それ以外にも忘れ物の多かった私はよく、絵の具を借りにいったりしていました。
妹はいつの間にかしっかり者になっていて私より頼りがいのある存在になっていきました。
私が恋愛事で悩んでいるときは、私以上に私のことをわかったアドバイスをくれ、私を傷つける人を見ると本気で怒ってくれるような妹に成長してくれました。
今は結婚して実家を出てしまった私に代わり、実家に住み家族を見守ってくれています。
私は結婚相手が東北の人なので、将来は帰らなくてはいけないかもしれません。
それを話すと、私がずっと家族の近くにいるから安心してと言ってくれました。
ずっと私が妹を守っていた気でいましたが、私の方が妹に守られて生きてきたのです。
本当に大好きで、大切にしていかなければいけないと改めて思いました。