物忘れ

最近物忘れがはげしくなってきました。
昨日の晩御飯を何食べたとか思い出せないことがあります。
まあ意識してないから覚えていないということもあると思うんですけど。それでも、たった昨日食べた晩御飯を思い出せないのは悔しいです。
ですから、何が起きても思い出せるように、毎日日記をつけることにしました。
手書きか、パソコンでメモするか悩みましたが、手書きの方が記憶しやすそうだという考えで、手書きを選びました。

思い立ったら吉日と言いますし、早速百円ショップにノートを買いに行きます。
何年ぶりでしょうか、日記帳を買うなんて。

そしてついでに、鉛筆やらも買ってしまいました。
やろうと思うと、そのやることの内容よりも、道具や見た目にこだわってしまうのは僕だけでしょうか。

そうして、最適の環境を用意してスタートした日記書きなのですが、言葉通り三日坊主でした。
日記って続かないですよね。やり始める前は、ものすごい気合が入って、一ヶ月でも一年でも続けられる気がするのに不思議です。

なぜ書けないのかと言うと、飽きたというよりも、内容が思いつかないのです。
一日に起きることなんて決まっていて、仕事に行って帰ってくる、それだけの一日ですから、ほんと文字にすることがないんですよね。
そう考えると僕の人生はつまらないなーと思いました。
他の人もそんなものなんでしょうか。
僕はもっと充実した一日を送りたいですね。

それに気がつけただけでも日記の効果はあったのかもしれません。

金魚の記憶は、3時間分しか持たない、という話をきいたことがある。
3ヶ月もつ、という説もあるということだ。
どの道、金魚に聞いたわけではないし、実際そこのところがどうなっているのかは知る由もない。
研究者にお任せしたいと思う。

さて、その物忘れということについて。
3歩歩いたら忘れるという、キング・オブ・物忘れの称号をほしいままにしている鶏。

ところで私は、全然威張れることではないのだが、本当に3歩歩いたら忘れてしまうのである。
自宅は二階建ての建物なのだが、下の階にいるときに、二階のものを取りに行こうと思って階段を上がっていくと、いざ二階に着いたときには何で自分がここにいるのかすっかり忘れている。
それで、思い出すのにゆうに一分間有する。
たまに結局思い出せないまままた下に降りていき、そこで思い出してまた二階に上がって、また忘れている、なんてエンドレスもある。

結局最終的には何とか思い出しているので(今のところ)、全生物の中で最も高等動物と言われている、霊長類ヒトである資格はまだぎりぎり有しているかな、と思うが、それにしたってちょっと忘れすぎである。
最近では、古より物忘れに対する知恵として存在する、「備忘録」いわゆるメモというものを、生活の随所でつけるようにしてはいるが、困るのがメモの内容を振り返ったときに理解できないことがるということ。
そして、書いたメモをどこにやったか忘れること、メモをすること自体をすっかり失念すること、などである。
これはただ単に、私の注意力散漫という、怠惰な性格に起因しているのだろうか。

それだけとも思いたくないのだけれども…。
とりあえずお金にとっても余裕ができたら、MRIやCTを片っ端からとってみようと思う。
脳に問題があるかもしれないからだ。

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