社会人とは何ぞや

私は現在社会人だろうか。
学生が終わると「社会人」と言われるが、おもしろい言い方だと思う。
会社人ではなく、社会人だ。
社会に生きていなかった学生が、社会に関わり生きることで社会人になれる。

私は学生時代が長かった。おそらく人より5年程度。
一度専攻していた科学の分野を捨て、ものを表現するための学校に入学した。
それを仕事にしたかったからだ。
ただ、今それを仕事の1つにしているとはいえ、他の仕事も6、7割程度あるし、どこかに就職はしていない。

いわゆる「フリー」と言われる形態なのだが、自分としては学生からそのまま流れてきているような雰囲気なので、大手を振って「社会人だ」と言えない弱さがある。
フリーとしての生き方は今や色々あって、私のように色んな仕事から少しずつ収入を得る形もあれば、プログラミングやデザインなど技術の要る仕事を1つ専門とするという形もある。

私の友人はプログラマーで現在システム開発をしている。
大学卒業後にコンサルタントになり、1年でヘッドハントされ違う会社に入社、今では2つの会社に机はあるものの、個人としてやっている強者である。

彼は私にいくつも仕事を与えてくれた。
その時には理解できなかったが、もらったアドバイスの端々には「フリー」として生きていくための要素がいくつも詰まっていたように思う。

仕事を取るためにどうするか、1つの仕事だけじゃなく次に繋がるためにどうするかなど教えてくれたのだが、学生あがりでいきなりその辺りを意識して仕事をするのは難しく、私はせっかくの独力で生きて行くためのチャンスをつぶしてしまったのかもしれない。

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